開催概要

「劇場・音楽堂・美術館等と連携するアート・フェスティバル人材育成事業ー<声なき声、いたるところにかかわりの声、そして私の声>ー芸術祭Ⅲ」

この芸術祭は、「声なき声、いたるところにかかわりの声、そして私の声」をテーマに、3つの声に注目しています。「声なき声」とは、個人や共同体の 「記憶」や抑圧された声、そして記憶の彼方に埋めてしまった感情など、普段は表に現れない、内奥に秘められた声のことです。「いたるところにかかわりの 声」とは社会や組織、歴史に関わろうとするデモクラシーの声を意味します。そして「私の声」とはこの広い世界の中で居場所を見つけようとする内奥の拠り所 を求める個そのものの声です。これらの「記憶」、「デモクラシー」、「個」というそれぞれの声は、いずれも自己と他者との狭間に生じる問題や可能性を内包 してもいることでしょう。

この芸術祭では、これらの問題を考察していきます。この事業は出来上がった作品を享受するばかりではなく、その企 画に関わることでこれら3つの声について考察していく「Festival as Research(リサーチとしての芸術祭)」の試みでもあります。そこでは企画し、制作し、実施するプロセスを通して、「記憶」、「デモクラシー」、 「個」という、自己と世界を結ぶファクターをいかに芸術と結びつけるのかを考えていきます。

受講生(フェスティバル・フェロー)は、このテーマに向き合い、新しいアート・フェスティバルを創出して行って欲しいと思います。そしてそれが広く関西や日本の文化芸術シーンを活性化することにも繋がって行くことを期待しています。


 

本事業は、芸術祭を企画運営しつつアート・マネージメントについての人材を育てる人材育成プログラムで、演劇、音楽、美術、パフォーマンスなどの現代芸術を広くカバーして、多様な芸術ジャンルに対応できる人材育成を行い、単に芸術祭の実務面 でのマネージメント能力のある人を育成するのではなく、芸術祭のコンセプトや内容にまで立ち入って企画運営に関与できる人材を育成するのが目的です。大阪大学文学研究科芸術ブロックが中心になり、大阪大学コミュニケーションデザイン・センター、大阪大学国際公共政策研究科、大阪大学総合学術博物館と共催いたします。また本事業は平成27年度文化庁「大学を活用した文化芸術推進事業」による助成を受けており、過去2年で、芸術祭開催に向けたセミナーやワークショップや、芸術祭そのものの企画・運営を中心に行いました。3年目となる平成27年度は、受講生発案企画を含む、これまでの経験を活かした実践的な企画が始まります。

 

本事業は、近隣の兵庫県立尼崎青少年創造劇場(ピッコロシアター)、能勢浄るりシアター、吹田メイシアター、ザ・フェニックスホール、京都国立博物館、京都工芸繊維大学などの芸術諸機関の協力を得て行います。

主催:大阪大学文学研究科
共催:大阪大学コミュニケーションデザイン・センター
大阪大学大学院国際公共政策研究科稲盛財団寄附講座、大阪大学総合学術博物館

助成:平成27年度文化庁「大学を活用した文化芸術推進事業」

協力:大阪大学21世紀懐徳堂

連携機関アドバイザー
尾西教彰 ● 兵庫県立尼崎青少年創造劇場(ピッコロシアター)業務部副課長
菅谷富夫 ● 大阪新美術館建設準備室研究主幹
谷本 裕 ● あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール
      企画事業担当チーフ・マネージャー
古矢直樹 ● (公財)吹田市文化振興事業団 吹田市文化会館(メイシアター)
      常務理事・事務局長
松田正弘 ● 能勢淨るりシアター館長

事業担当者
永田 靖 ● 大阪大学文学研究科(事業推進者)
伊東信宏 ● 大阪大学文学研究科(事業推進者)
渡辺浩司 ● 大阪大学文学研究科
蓮  行 ● 大阪大学コミュニケーションデザイン・センター
富田大介 ● 追手門学院大学社会学部/大阪大学大学院国際公共政策研究科 稲盛財団寄附講座
木ノ下智恵子 ● 大阪大学コミュニケーションデザイン・センター
古後奈緒子 ● 大阪大学文学研究科
山﨑達哉 ● 芸術祭事務局

 

武盾一郎  ● 線譜
濱村和恵 ● デザイン

お問い合わせ
〒560‐8532 大阪府豊中市待兼山町1-5
大阪大学文学研究科アート・フェスティバル人材育成事業事務局
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