事業8 「ドキュメンテーション/アーカイヴ vol.2」勉強会

ダンス・アーカイヴに関する公開講演のお知らせ

7月に始まったドキュメンテーション/アーカイヴ事業では、本フェスティバルを”アーカイヴする”という動機をいかにかたちにするかいまだ試行錯誤中です。本事業を締めくくるにあたり、改めてドキュメンテーション/アーカイヴを、それを営む人間の行為、身体知に焦点をあてて見直す機会を設けたいと思います。
講師のズザンネ・フェルマー氏は、1980年代以降の”記憶芸術”の興隆や記憶と記録をめぐる社会的な議論を踏まえ、記憶遺産の創造的利用によりめざましい成果を上げているドイツのパフォーミング・アーツ、とりわけダンスの専門家です。文化遺産としての舞踊創造の促進を打ち出した文化政策とそれを受けた新たな創作群、ピナ・バウシュの遺産のアーカイヴ化などで注目されるドイツのダンス・シーンについて、具体例を交えてお話いただきます。講演を通して、物理的な対象のないプロジェクトやイベントを残すとは、現状でいかなる文脈に置かれ、未来の何に資する仕事なのか?みなで考える糸口になればと思います。

講演:舞踊における時限的な場所としてのアーカイヴ ”The Archive as Temporal Situation in Dance”

日時:2月20日(土)13:30-15:00

会場:大阪大学中之島センター 講義室702

料金:無料

言語:英語(逐次通訳つき、通訳:伊藤拓)

お申し込み:特に不要ですが、準備の都合上、お名前と人数だけ、メールで簡単にお知らせいただけますと助かります。

お申し込み・お問い合わせ先:koefespublic@gmail.com[担当:古後]

講師:スザンヌ・フェルマー Susanne Foellmer  ベルリン自由大学(演劇学、舞踊学)准教授。

主な研究領域は、コンテンポラリーダンスとワイマール期のダンスの美学と身体論、ダンスと映像やビデオといったメディアの関係、コンテンポラリーダンスとパフォーマンスにおけるジェンダー論的視点、時間性やパフォーマンスの歴史性に関する概念。 2004年春よりドイツ研究振興協会(DFG)の研究プロジェクト “ÜberReste. Strategien des Bleibens in den Darstellenden Künsten” (On Remnants and Vestiges. Strategies of Remaining in the Performing Arts)を進めている。
ダンスカンパニーRubato、ジェレミー・ウェイド、イザベル・シャッドらのドラマトゥルクを務めた経験もある。2008-2011年にかけてベルリン州文化庁・ダンス演劇部門審査委員会委員、 2009年博士論文でベルリン大学賞・ティブルティス賞受賞、ベルリン自由大学エルンスト・ロイター賞最終ノミネート。

主要研究業績:Valeska Gert. Fragmente einer Avantgardistin in Tanz und Schauspiel der 1920er Jahre [Fragments of a Vanguard Dancer and Actress in the 1920s] (2006), Am Rand der Körper. Inventuren des Unabgeschlossenen im zeitgenössischen Tanz [On the Bodies’ Edge. Inventories of the Unfinished in Contemporary Dance] (2009), “Next Generations: Thoughts on the Now in the Future”, in Dance [and] Theory, edited by Gabriele Brandstetter and Gabriele Klein (2012).