10/17 事業4(A.I.R.)講座のご案内(一般からの参加可能)

事業4. アーティスト・イン・レジデンス (A.I.R.) <受講生企画 Vol. 1>
次回講座のご案内

【レクチャー】
「都市的なものの感性」

声フェスの事業4のネパールのアーティストを招聘し、滞在制作を行う活動のリサーチとしてレクチャーを実施します。
どなたでもご参加いただけます。ご参加お待ちしております。

日時:2015年10月17日(土)17時〜19時
場所:大阪大学中之島センター201
https://www.onc.osaka-u.ac.jp/others/map/index.php
講師:酒井隆史 氏(大阪府立大学教授)
1965年生まれ。社会思想、社会学。
2012年『通天閣 新・日本資本主義発達史』で第34回サントリー学芸賞受賞。
参加方法:直接会場へお越しください。参加無料。どなたでもご参加いただけます。

【イントロダクション】
かつて都市は異質なものを引き付ける中心だった。そこに住む人達は、異質なものの襲撃を歓待し、感性的なレヴェルで肯定していくという作法を磨いてきた。大阪という場所ををその土着性とは別の側面から、その中心性から捉えてみること。エキセントリックなものと共存するユーモアを持ち、西日本から移動してくる労働者たちは互いの言葉をぶつけながら独特の言い回しを作ってきた。

工業化の時代、ある意味で工場は異質なものを引き付ける装置として機能した。
現在、脱工業化の時代の流れにアーティストは、深く関わっている。そして時として、アートは「都市的なもの」を否認し、排除するものとして使われることもある。

自分にはかりしれないものに対する感性、はかりしれないものを宙吊りにしながら肯定していく作法。混沌みたいなせめぎ合いの中で、ありあわせの事態、ありあわせの習慣、自分たちの中で蓄積されてきた掟でその都度判断していくという反射神経。
脱工業化の時代の都市のアートに、(かつての工場がそうであったように)異質なものを引きつけ、そして都市的な感性や作法を培養する装置となることを期待出来るだろうか。

【レクチャーの経緯】
本レクチャーはネパールの作家が滞在制作を行う企画のリサーチとして実施される。
招聘作家のジュピター・プラダンは今年の7月に大阪で9日間のリサーチを行った。
企画段階で企画者は海外からアーティストを招聘し、大阪で滞在制作を行う上で土地の文脈や伝統や歴史を踏まえたサイトスペシフィクな要素を取り入れるということを考えていた。
しかし、滞在中の作家はそこまで強い土地への執着はないようで、企画者としても大阪という場所の土着性を強調し過ぎようとした感も否めない。
大阪の別の側面から眺めて、アプローチする方法を探るべく、今回のレクチャーを企画するに至った。

【お問い合わせ】
air15npl @gメール