【受講生・一般】ドキュメンテーション/アーカイヴ 7月20日 vol.1歴史的記録の転用とパブリック・カンバセーションの設計【お知らせ】

「声が聞かれる場をつくる——クリストフ・シュリンゲンジーフ作品」

記録映画の上映会とパブリック・カンバセーション

12:30- 記録映画上映『友よ!友よ!友よ!』

14:10- ダイアログ 「参加とコミュニティについて」
ゲスト:カイ・ファン・アイケルス(ベルリン自由大学客員教授)×田中均(大阪大学文学研究科准教授)
通訳:伊藤拓 ※英⇔日逐次通訳

15:30- 記録映画上映『外国人よ、出ていけ!』

17:00- パブリック・カンバセーション
詳細は特設ページ[http://schlingensief.jimdo.com/]にてご覧いただけます。

パブリック・カンバセーション
高揚,憤怒,狼狽:クリストフ・シュリンゲンジーフの『お願いオーストリアを愛して!』をエモーショナルに再構築してみる

クリストフ・シュリンゲンジーフのアクションに参加するのは、どんな感じだったのか? テクストと映像による記録は、そこで起こったこと距離をおいて伝えてくれ、参加者それぞれに見えていたものを一つの大きな出来事へとまとめあげる。だがシュリンゲンジーフの芸術の魅力は、彼が仕掛けた状況が千差万別に体験されることにある。さらにその体験は、憤怒、闘争心、パニック寸前、歓喜、動揺、震撼、嫌悪、高揚・・・かなりエモーショナルなものだ。その場でとる姿勢に”正しい”も”間違った”もない。異なる立場間の矛盾は解消されず、人は個々に、自分の態度がいかなる矛盾を含んでいるかを実感するだろう。

このワークショップでやってみたいのは、ウィーンで2000年に行われたアクション作品『お願いオーストリアを愛して!』を材料にして、そこに登場する様々な参加者の体験をリコンストラクション(再構築)すること。肝心なのは行為をなぞることではなく、体がどんな状態にあり、何を受けとめ、どう感じ、反応したかを考古学のように探ることだ。テクストとビデオを手がかりに私たちは、各々想像力をはたらかせてやってみようと思ったことにトライし–実際に再生するなんてできっこないことを意識しながら–過去をできるだけリアルに甦らせようとするだろう。

このワークショップは参加者のアクティブな協働を必要としています。そして場合によっては、戸惑いや不安や腹立ちといった、あまり気持ちのよいものではない感情に晒される心づもりまであてこんでいます。けれども参加者は、この想像と練習をどこまで受け入れようか自分で決め、ワークショップの流れづくりに関わることができるのです。

日時:7月20日(月祝)17:00-19:00
場所:アートエリアB1
ファシリテーター:カイ・ファン・アイケルス(ベルリン自由大学客員教授)
通訳:伊藤拓 ※英⇔日逐次通訳